物であふれることが自由なのではなく…
こんばんは、株式会社ライフデザインワークス
代表の畠山央至です。
今日はウルグアイの政治家、大統領であるホセ・ムヒカの言葉です。
「物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです。」
報酬の大部分を財団に寄付し、質素な暮らしを送っていることから「世界で最も貧しい大統領」として取り上げられました。来日した際には池上彰と対談をし、日本人へ多くのメッセージを残しています。ホセ・ムヒカが常に伝えているメッセージは「物質がもたらす豊かさではなく、時間がもたらす豊かさ」。
戦後社会は「物質的な豊かさ」と「生産効率」を追い求め、直結するのは「お金」でした。
ただ現在は次の社会がスタートしており、それが「農業」と「銭湯」とのこと…。
「農業」は自分の命、「銭湯」は周りの人々との関係だそうです。「銭湯」は裸の心で交流できるスペース、つまりはコミュニティを表します。これまでの社会は「お金」を求めた結果「時間」を失ったからこそ、人々は心地のいい「時間」を大切にしたいという価値観が強まるとホセ・ムヒカは言っています。
その心地良い時間や生活は「食事=農業」と「コミュニティ=銭湯」で成り立ち、需要はより強まっていくことでしょう。
物やお金は必要な物ではありますが、人生を豊かにするものとは限らないのかもしれません。平行して自分の心を満たしていくための時間も、人生をより豊かにしていくのだと思います。
皆さんにとって、どんな時間が心地いいですか?