敵なんてどこにもいなかった
こんにちは、株式会社ライフデザインワークス
代表の畠山央至です。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」をご存知ですか?
この番組で「絶対不可能」を覆した人として農業家の木村秋則さんが取り上げられていました。この方は幾度の挫折を乗り越えて世界で初めて無農薬のリンゴの栽培に成功した方です。無農薬栽培を試みて、1年、3年、5年と経ってもリンゴは実らず、気付けば畑は荒れ、8年の月日が経っていました。これ以上家族に迷惑をかけられないと木の枝にロープをかけ首をつろうとしたものの、地面に落ちたその瞬間、いい匂いのする温かい土に触れたそうです。
その日から土と微生物の研究に没頭し、11年目がたったある日リンゴの花が咲きました。
「虫がリンゴの葉を食べているのを見て害虫と決めつけてしまったことは間違いでした。
虫はリンゴの木が弱ったから発生したのであって、虫はそれを教えてくれていたのです。
敵なんてどこにもいなかったと気付くことが、私の栽培法の出発点です。」と木村さんは仰っていました。
多くの出逢いやご縁を紡いでいると、自分と全く同じ人など世の中にはいないことを強く感じます。波長が合う人もいれば、そうではないなと思う人もいると思います。
でもそれはごくごく自然なことで、違う人同士だからこそ面白いですよね。
会社内外での人付き合い、習い事など外での交友関係、恋人、家族、恋人、、、、
中には自分にとって「敵」だと思っていた人が、実は自分にはないものを気付かせにきてくれた「素敵な人」かもしれないと、木村さんの言葉から学びがありました。これからの出会いがより楽しみになってきましたね。